ロケーション

稲倉の棚田は、長野県東部に位置する上田市にあり、市北東部の殿城(とのしろ)山山麓の急傾斜地にあります。山麓から谷あいに広がる大小様々な形状の棚田は、約30ha(780枚)の水田により構成されています。

麓に広がる上田市街と、遠くに美ヶ原高原、北アルプス連峰、八ヶ岳連峰を一望でき、「日本の棚田百選」にも認定された癒しのスポットです。
上田市には北陸新幹線の駅があり、都内から90分でアクセスできます。車では、関越道 練馬ICから約170㎞、「東部湯の丸IC」「上田菅平IC」から10分〜15分で稲倉の棚田に到着。首都圏から日帰り圏内でこの豊かな風景に出会うことができます。

歴史と営み

川を挟んで両側に水田が広がるV字型の形状は全国的に珍しく、谷間に寄り添うよう穏やかに連なる姿は、自然を尊重し共生してきた日本の心象風景です。

稲倉の棚田は江戸時代に開田されたものと言われていますが、畦畔に数カ所ある6~7世紀頃の横穴式古墳が、太古からこの地に人々の営みがあったことを示しており、その歴史の中で棚田が築かれたと考えられています。

棚田のはたらきとめぐみ

人の暮らしと関わりの深い棚田。
棚田を保全し維持することは、私たちの暮らしにとって重要な活動です。

棚田の多面的機能

段々状の地形が日当たりと水利用を最適化し、安定した収穫を支えます。稲倉の棚田では減農薬栽培のおいしいお米と酒米を生産しています。

棚田は雨水を貯留し、ゆっくりと地下へ浸透させることで水源涵養に貢献します。また、大雨時には自然のダムのような役割を果たします。

地すべり地帯に多い棚田ですが、「田起こし」や「代掻き」などの作業によって雨水浸透を防ぎ、地すべりや土砂崩れを防止します。

水田や畦畔、周辺の里山などが複雑に入り組み、多種多様な動植物が貴重な生態系を築いています。自然の豊かさを支える役割があります。

美しい景観や水の音、自然の息吹は、訪れる人々に安らぎと癒しを与えます。散策や農作業体験などを通して心身のリフレッシュすることができます。

手作業による農作業体験や豊かな自然環境との触れ合いを通じて、人間と自然との関わりを学び好奇心と想像力を育む場を提供します。

出典:「農業・農村の多面的機能」(農林水産省) 

保全活動について

「日本の棚田百選」に認定されたのを契機に
“遊休荒廃地が増えた棚田を昔の姿に戻したい!”
その想いを持つ地元住民により「稲倉の保全と活性化をすすめる会」が発足され、ボランティアによる荒廃田の伐採および草刈りを繰り返し、少しずつきれいな棚田が見られるようになりました。

その後、地域・信州うえだ農業協同組合・行政の関係団体を統合して「稲倉の棚田保全委員会」になり、より多くの方が稲倉の棚田に関わってもらうため活動しています。

志あるものが集った“任意団体が主導する”棚田の保全活動で成果を上げる団体は稀であり、全国的にも注目される存在となっています。

棚田の環境を有効活用した様々な体験事業やイベントなど、数々の活動が評価され、2022年度農林水産祭「むらづくり部門」にて、全国最高位の天皇杯を受賞するに至りました。

主な活動内容

棚田で減農薬栽培を行い、昔ながらの「はざかけ」でゆっくり天日干した棚田米、酒米を生産しています。「カカワリ隊」(旧棚田オーナー)制度を導入し、会員数は年々増え、都市と農村の交流の場にもなっています。

棚田には、年間2万人を超える観光客が訪れています。常設キャンプや、「ししおどし祭り」など棚田を有効利用した観光資源として整備しています。首都圏からの学習体験の受け入れ、ビオトープを利用した生物多様性授業などにも活用しています。

「信州上田クラインガルテン眺望の郷 岩清水」の指定管理を受託し運営しています。入居者の農業指導や地域住民との交流を活発化させ、移住・定住、農業の担い手育成を行っています。

受賞歴

  • 平成11年(1999年) 「日本の棚田百選」に認定
  • 平成20年( 2008年) 「平成20年度遊休農地活用功績者表彰」長野県知事賞
  • 平成21年( 2009年) 「第一回耕作放棄地発生防止・解消活動表彰」全国農業新聞賞
  • 平成21年( 2009年) 「上田市功労者表彰」まちづくり部門
  • 平成25年( 2013年) 「長野県知事表彰」
  • 平成26年( 2014年) 「信州ふるさとの見える丘」認定
  • 令和3年( 2021年) 「第17回棚田学会賞」
  • 令和4年( 2022年) 「令和4年度豊かなむらづくり全国表彰」農林水産大臣賞
  • 令和4年( 2022年) 「第61回農林水産祭むらづくり部門」 天皇杯受賞
  • 令和4年( 2022年) 「第9回ディスカバー農山漁村(むら)の宝」 特別賞(優れた景観賞)
  • 令和5年( 2023年) 「令和5年度上田市功労賞」特別表彰受賞
  • 令和6年(2024年 ) 「令和6年度優良組合員組織表彰」

保全委員会 委員長あいさつ

稲倉の棚田は、1999年農林水産省の「全国棚田百選」に認定されて以来、営農保全活動を中心に、棚田の原風景の維持に努めながら、各種のイベント(泥んこ遊び、お田植え祭り、ししおどし祭り)を積極的に導入し、《眺めるだけじゃないカカワレルタナダ》をスローガンに頑張ってまいりました。これらの活動が評価され、2022年度農林水産祭「むらづくり部門」にて全国最高位の「天皇杯」を受賞する事ができました。今後は棚田オーナー制度の拡充、自然環境・生物多様性の維持、学校課外学習など農業体験への活用にも力を入れ保全活動を進めてまいります。今後ともよろしくお願いいたします。

稲倉の棚田保全委員会 委員長

保全委員の声

稲倉 太郎 Taro Inagura

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保全委員会では自分に合ったカタチで
活動に参加したいという方を募集しています。(お子さま連れもOK!)

令和 7 年度 カカワリ隊 活動中